コラム
全員閲覧可能
2024-01-19 11:45

明確に減少傾向にあるMRの状況と、今後の転職・キャリアの方向性

明確に減少傾向にあるMRの状況と、今後の転職・キャリアの方向性
「このまま続けて大丈夫?」と悩み、転職する方が増えているMR。キャリアプランに悩んでいるMRへ、業界の将来性や検討可能な転職先についてご紹介します。

1.MRがキャリアプランを考える時、考えなければならない概況

こんにちは。当サイトMedical Career Platform(以下、MCP)を運営している人材紹介会社 吉原です。弊社は製薬関連を中心としたメディカル業界を専門としており、また私自身転職エージェントとして10年以上活動しており、MRの方の転職支援、キャリア支援も数多く行ってきました。そのMRの方からは、

「このままMRを続けていて大丈夫だろうか?」

というご相談をよく受けます。このコラムは、そのような心配をお持ちのMRのキャリアや転職についてご説明いたします。

 

まず、MRをとりまく市場環境についてご説明します。

MRの採用人数や募集企業は減少傾向があります。「MR白書」によると2013年の65,752人をピークに年々減り、2022年にはMR数が49,682人と、5万人を下回りました。

(出典:MR白書「2023年版 MR白書 -MRの実態および教育研修の調査-」)

 

このような状況でMR不要論まで聞こえてくるなか、多くのMRの方々が、MRという仕事にやりがいを感じつつも、MRをこのまま続けていくべきか、キャリアチェンジをすべきか、悩まれています。

 

MRとしての将来を考える際、まずMR活動、さらにはMRのキャリアに大きな影響を与える要因を整理し、把握したいところです。

以下、筆者の知見に基づく整理になります。

 

A.厚生労働省の動向

・ジェネリック使用の推進

・薬価引き下げ

 

B.製薬会社の動向

・プライマリー大型製品の減少

・コンプライアンス強化による役割減少

・CSOへの外注

・デジタルマーケティング(DX)の進展

・他部門への異動枠の狭まり

・組織のフラット化による管理職ポジションの減少

 

C.医療機関の動向

・MRに対する訪問規制

・医師のデジタル化(≒リアルでの面談回避)

 

D.自身の動向

・ライフイベント:結婚、出産、育児/子供の成長、介護等

 

このような背景があるなかで、多くのMRの方が悩ましく思われている事項をピックアップして、以下でご説明します。

 

 

2.MR経験者がキャリアプランで悩むポイント ①MRの役割の狭まりから必要人数が減っている

 

筆者はこの業界に2000年頃から関わっていますが、ここ数年のMRの役割の狭まりは本当に顕著です。上記「MR活動、さらにはMRのキャリアに大きな影響を与える要因」のなかで、転職エージェントとしてMRの皆さんからよく意見を求められる3つの事項について、ご説明します。

 

a.薬価引き下げによる収益性の低下

b.コンプライアンスの強化

c.病院訪問規制と、医師のデジタルへの慣れ、医薬品プロモーションのDX化

 

a.薬価引き下げによる収益性の低下

元々日本における薬価は、薬価制度に守られている反面、欧米に比し高い薬価がつきにくく、日本市場の魅力を下げる要因となっています。そこに加え、薬価改定の制度による薬価の引き下げ、さらに2021年からは価格乖離(薬価と納入価の差)の大きな品目について、薬価改定を実施する中間年改定が行われることとなり、製薬会社にとってはますます薬価の維持が難しい状況にあります。

薬価の問題だけではないですが、このように市場を縮小させる力が働くことから、内資製薬会社でさえ海外シフトは鮮明で、武田薬品の2022年度の日本国内売上は前年度比マイナス20%超。全世界での売上が4兆円を超えるなかで、日本国内は約5千億円(売上比率にして15%未満)、かつ地域別で売上が落ちているのは日本だけという状況です2)。

アステラスも同様で、全世界における日本国内売上高比率は20%を切っており、2018年には2500名に迫る人数がいたMRは、2022年には半減しています。

このように、薬価引き下げは、MRの必要数に明確に影響しています。

 

b.コンプライアンスの強化

冒頭でも述べた通り、不適切なプロモーションを防ぐというコンプライアンスの観点からガイドラインやプロモーションコードがますます厳しくなり、MRがやってはいけないことも増えていく傾向は止まりません。MRにできることが減れば、理屈上はこれまでの通りのMR数の確保は必要ないということになります。

何より、MR自身、創意工夫をして医師や患者さんに貢献しようとする自由度が低く、やりがいを感じにくくなっています。

 

c.病院訪問規制と、医師のデジタルへの慣れ、医薬品プロモーションのDX化

各製薬会社がディテーリングの回数を追い求める行動量の営業を追求した結果、そのことを医療機関側が問題視し、MRに対する訪問規制を行う病院が増えています。

(そもそもの世の中の流れもありますが)リアルでのディテーリングが難しいことに対し、製薬会社はwebマーケティングを強化し、医師のデジタルへの慣れも進み、急速にデジタルでの医薬品情報の提供活動が進みました。

特に、コロナ禍ではほぼ面会禁止状態になった際、web上でのコミュニケーションが大きく進展し、このことからもMRの業務をwebに移し替えていく流れが強まりました。

 

3.MR経験者がキャリアプランで悩むポイント ②MRの働き方でずっと続けられるか不安

前段のMRを取り巻く環境の問題に対し、ご自身のライフスタイルや将来のキャリアプランから、MRの働き方自体に悩まれる方もいます。特に、結婚や出産などのライフイベントに直面したとき、あるいはそれらをリアルに考え出したときに明確な悩みとなって立ち現れてくることとなります。

主には下記のような悩みが多いです。

 

a.売上目標達成へのプレッシャーがある

b.常に全国転勤があり、将来設計がしづらくなる              

c.長時間労働があり、体力がきつくなる

 

a.売上目標達成へのプレッシャーがある

営業職として当然のことではありますが、競合品の多いプライマリー領域では厳しい市場環境のなかで高い売上目標を追いかけなければいけません。また、オンコロジー領域の一部では、プライマリー領域のような状況になりつつあると、複数のオンコロジーMRの方がおっしゃっています。

そのうえ、ジェネリックの使用率の高まり、薬価引き下げなどが行われるなかで、以前と変わらない高い営業数値目標を追わなければいけず、以前にもまして売上目標達成へのプレッシャーは厳しいものになっています。

そのような状況のためか、転職を検討されているMRの方の相談に乗ると、

「ディテーリングの質の向上をという建前は掲げたまま、結局はコール数をひたすら追うことを求められるのは、きついし、やりがいを感じられない」

といったことをおっしゃる方は多くいらっしゃいます。

そしてそうおっしゃる方は、ガムシャラに働くことができる若いうちはいいが、これをずっと続けるのはどうかな? と思われています。

 

b.常に全国転勤があり、将来設計がしづらくなる

常に転勤の可能性があることが、MRから異業種・異職種への転職を考える理由の大きな理由になっています。特に結婚を考えるタイミング、その次にお子さんが生まれる前後くらいのタイミングで、この「全国転勤が常にある」という働き方を考えることとなります。前者は、パートナーの方が転勤に都度ついてきてくれるかどうかという問題が発生します。後者ではお子さんに転園や転校をさせてしまうという問題が発生します。

 

c.長時間労働があり、体力がきつくなる

 

朝早く卸/特約店に伺い、その後医療機関まわりが18時くらいまで続き、夜営業所(あるいは自宅)に戻り営業日報作成と、翌日の営業準備といったサイクルで日々の時間が過ぎていくMRは、拘束時間は長くなりがちな職業です。

さらに医師からの急な呼び出し、研究会や講演会などが土日にあれば出勤など、全体として長時間労働になりがちです。

 

 

4.MR経験者がキャリアプランで悩んだ時、とれるキャリアの選択肢とそのメリット/デメリット

上記のようなMR特有の悩みを解消できるキャリアの選択肢はあるものでしょうか? そして、上記のような悩みをきっかけに転職を考えた時、異業種・異職種の多くは、年収が大幅に下がるため、ますます悩ましく思う方がほとんどです。

そういった収入面も踏まえ、MR経験者が取れるキャリアの選択肢をご説明します。

*下記表内の転職時年収に関しては、弊社の実績等から転職時のおおよその年収上限を記載しています。また、みなし残業代込みでの提示となる会社もあるため、全て残業を毎月20~30時間程度行ったと仮定した概算額としています。ですので、選考での評価や初年度の残業量次第で、上下する可能性があることはご了解ください。また、あくまで転職時初年度の年収であり、将来的な年収upは各職種当然見込めることもご理解ください。

 

(1)現勤務先のなかでのキャリアチェンジをする

現勤務先のなかでのキャリアチェンジ(=異動)は、なんと言っても基本的な給与収入があまり変わらないことです。ただし、営業職から離れると営業手当がなくなる、外勤日当がなくなるなど、多少の一定の減収になる場合が多いようです。

そのうえで、特に本社に異動となれば、転勤がなくなり、職種によっては日々の数字に追われなくて済むといったこととなります。

 

以下、キャリアチェンジ先の主な例です。

 

職種 業務内容 異動時年収
マーケティング

・どう自社製品を市場に浸透させるか

・どう適切に使っていただくか

といった製品戦略の立案などを行います

*社内規定を確認願います
営業企画

営業組織設計、MRの配置検討、オペレーション設計(ディテーリング等の設計)、効果測定などをお行います

*社内規定を確認願います
MRトレーナー MRの研修企画及び実施管理、ときに自身で講師も行います。 *社内規定を確認願います
MSL 自社製品のサイエンス面でのポジショニングを確立・向上させることを目的に、主にKOLと疾患やその治療について議論、自社製品の価値向上に有益な情報の収集などを行います。 *社内規定を確認願います
学術 医師やコメディカル、自社MRからの自社製品などについての問い合わせへの対応、文献などの収集などから自社製品のマーケティングやメディカル活動へのインプットなどを行います。 *社内規定を確認願います

 

 

その他、コンプライアンスや、人事・採用職などもMRから異動される方は一定数いらっしゃいます。社内で公募が出ているポジションで、MRが応募要件に入っているが、そのポジションや部署の業務がわからないという場合、社内の方に聞きにくければ、ぜひ人材紹介エージェントに問い合わせてみてください。

 

(2)他社MRへ転職する

 

1)他製薬会社でのMR

他製薬会社のMRに移る場合、場合によっては年収が上がる、初任地については交渉の余地があるといったメリットがあります。

 

2)CSOでのMR

比較的若い方であれば、年収もあまり変わりません。また、疾患領域等に関し、経験不問のポジションも一定数あり、プライマリー領域のMRの方が、オンコロジーや希少疾患などの今後市場が広がる領域の経験を積む場とできる点もメリットです。また、初任地もある程度交渉の余地があります。

 

上記のように色々とメリットはありますが、一方でそもそものMRとして悩みである「役割の狭まり」「働き方」の問題は変わらず残ることとなります。

 

(3)MR経験を活かし、製薬関連業界内で、異職種へ転職する

製薬関連業界内で、異職種へ転職する選択肢を紹介します。

大きくは下表のように、治験関連職種と製造販売後後関連職種に分けて考えると整理しやすいかと思います。

 

1)治験関連職種

職種 業務内容 転職時年収上限(残業代込)
臨床開発モニター(CRA) 新薬開発において、治験を実施する医療機関で、治験データの収集と、的確に治験が実施されているかの確認(=モニタリング業務)を行います。 ~550万
治験コーディネーター(CRC) 治験を実施する医療機関側で、医師や患者さんのサポート、治験関連の書類作成やデータ管理を行います。 ~430万
治験事務局担当(SMA) 治験を実施する医療機関にて、製薬会社からの治験実施依頼への対応、契約手続き、進行している治験の事務的な管理、治験審査委員会の運営サポートなどを行います。 ~430万
データマネジメント 新薬開発において、治験で収集する臨床データの入力画面・システムやデータベースの構築、収集された治験データのチェックを行います。 ~525万

 

 

2)製造販売後関連職種

職種 業務内容 転職時年収上限(残業代込)
MSL(コントラクト) *業務内容は上記「MSL」と同様。たdし、CSOで社員として雇用され、製薬会社に派遣される形なります。製薬会社内で勤務するため、MSLとしての仕事内容は製薬会社社員と変わりません。 ~850万
臨床研究モニター

新薬上市後、治験データでは不足するエビデンスを得るための臨床研究におけるモニター業務を行います。

*モニタリング業務については上記「臨床開発モニター(CRA)」を参照

~600万
PMSモニター 製造販売後調査における、医療機関選定・契約、調査票の回収とその確認などを行います。 ~550万
安全性情報管理(PV) 収集された有害事象症例に関し、医師の評価(未知/既知、重篤/非重篤、被疑薬との因果関係など)が適切かなどを確認し、当局などへの報告書を作成するなどを行います。 ~470万
メディカルライター 製薬会社がプロモーションに使う製品パンフレットや製品サイトの記事、時には患者さんむけのパンフレットなどのライティングを行います。 ~600万
製薬会社webマーケティング支援 製薬会社が行うwebマーケティングの戦略立案、実行支援を行います。製品単位での支援が多いですが、ときに製薬会社のマーケティング/セールス部音のDX化の支援まで行います。 ~650万
製薬会社向けマーケテイングリサーチ 製薬会社が行うマーケティングリサーチ(市場調査)を代行します。リサーチテーマの検討、リサーチ企画、実際のリサーチの実施、リサーチ結果の集計・分析などを行ったうえで、レポート作成を行います。 ~650万

 

(4)MR経験を活かし、他業種へ転職する

職種 業務内容 転職時年収上限(残業代込)
製薬/医療業界専門の経営コンサルタント 製薬会社や医療機関の経営課題の解決策立案、実行支援などを行います。 ~700万
医療機器営業 医療機器を医療機関に案内する営業となります。 ~700万
製薬/医療業界専門の人材紹介コンサルタント 製薬業界の企業と、求職者をマッチングさせる仕事となります。 ~600万

 

経営コンサルタントは、ハードワークですが、年収が比較的高く、また将来、様々なところで活躍できる高いスキルを得られます。

 

医療機器営業や、人材紹介コンサルタントは、会社にもよりますが、インセンティブがかなりつくため、高年収のMRにとって、年収をある程度維持するには良い職種です。

また、筆者は専門外なので具体的な情報を持ち合わせていないのすが、生命保険会社や不動産会社での営業職も同様にインセンティブが高い場合が多く、MRから転職される方は一定数いらっしゃいます。

 

ただ、これらは数字に追われるという面は解消しない点は難点です。

 

 

5.転職するならいつまでに?

 

以上、ご案内した通り、MR自体を取り巻く環境は厳しくなっていますが、MR以外のキャリアに目を向ければ多くの選択肢があります。

ただ、異業種・異職種に転職されている方の多くは30歳まで、遅くとも35歳くらいまでには転職されています。というのは、MRは他業界からは、

・個人向け営業に近い(法人営業経験とはみなされない)

・ワード、エクセル、パワーポイントなどでの資料作成スキルが低い

・費用交渉という重要な営業スキルがない

とみられていることが多く、即戦力として期待される30代以上の方だと営業経験として物足りないという評価されているためです。

ですので、20代後半で一度は真剣にご自身のキャリアを考えるという時間を持たれると良いと思います。

 

ただ、30歳前後で異業種・異職種に転職すると、有名コンサルティング会社など一部の企業を除き、大抵は100万から200万程度は年収ダウンとなってしまい、悩ましいところです。

ですので、転勤などを受け入れ、営業所長、さらには支社長を目指す覚悟を決めるというのも良い選択肢です。大手製薬会社の営業所長、さらには支社長(エリアの責任者)ともなれば2000万近くの年収を得られる方もいらっしゃいます。今の大変さを補える十分な報酬だと思いますので。

 

なお、他製薬会社のMRへの転職は35歳くらいまでの方が多いというのが実態です。年に数件、40代、50代向けのポジションも出てきますが、「特定の疾患での大学病院担当経験必須」など、かなりハードルが高い場合が多く、それでも応募が殺到し、高い倍率になるという傾向です。

 

6.まとめ:MRのキャリアが多様化する中での悩みは、業界特化型のエージェントに相談しよう。

これまで説明してきたとおり、MRのキャリアプランは多様化しています。様々な選択肢がとれる中、何が自分に合っているのかさらに悩みを深める方も多いかもしれません。そんな時はぜひメディカル・コンサル業界の転職に高い専門性を持つinspireの専門コンサルタントにご相談ください。あなたにとって最適な選択を選ぶサポートをさせていただきます。

 

 

1)厚生労働省 医薬品製造販売業者等が行う医薬品等の販売に関する情報提供の適正化について
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000203048.pdf

 

2)武田薬品工業株式会社 四半期フィナンシャルレポート 2023年3⽉期
https://assets-dam.takeda.com/raw/upload/legacy-dotcom/siteassets/jp/home/investors/report/quarterly-announcements/fy2022/qr2022_q4_qfr_jp.pdf

 

 

●執筆者:inspire株式会社 代表取締役 吉原 貴

 

大手人材派遣会社での新規事業立ち上げ(製薬関連)、製薬関連企業(CRO)での営業企画・人事・経営企画、戦略/人事系コンサルティング会社でのコンサルタントなどを経て、inspire㈱を立ち上げる。

人材紹介コンサルタントとして多くのメディカル人材の転職支援実績を持つ。また、キャリアカウンセラー/コーチとしてキャリア全般の支援も行っている。

また、このMedical Career Platformの運営にも携わる。

キャリアカウンセリング申込

≪資格≫

2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)

キャリアカウンセラー(JCDA認定)

 

関連するコラム

「派遣型CRA」について知る 1 ~ 派遣型(外部就労型)CRAから、製薬会社を目指すというキャリア ~

CRAの働き方としての「派遣型=外部就労型」。実は多くのメリットがあるのにあまり知られていません。その業務内容やメリットを説明します。

イーピーエス株式会社 採用ご担当者様インタビュー

~効率性重視の風潮のなかで、オンコロジー、希少疾患等の試験でのCRA(臨床開発モニター)として高い専門性を得られる環境を提供~

CROと製薬会社で、CRAは何が違うのか? 製薬会社のCRAで内定を得るには?

CROから製薬会社への転職に成功された方へのインタビューです。CROと製薬会社でのCRA業務、臨床開発業務の違い、製薬会社の選考を通過するポイントなどを伺いました。

株式会社アスパークメディカル 採用ご担当者様インタビュー(2/2) ~「派遣×受託」のハイブリッドCROで、他にはないCRAのキャリアの可能性を提供~

 前回、株式会社アスパークメディカル(以下、アスパーク)の、派遣事業と受託事業のそれぞれの状況を詳しくお伺いしました。その内容を踏まえ、今回は特に、派遣事業と受託事業の両方に力を入れているアスパークでこそ実現できる、CRAのキャリアの様々な可能性、特に様々なライフイベントを抱える女性にとってのキャリア設計の柔軟性について話を伺いました。

CRO出身転職コンサルタントによる、CRAの職務経歴書の書き方のコツ

CRO出身転職コンサルタントによる、CRAの職務経歴書の書き方のコツを説明します。

コンサルティング会社などの面接で出る「ケース面接」の基本

コンサルティング会社などの面接で出るケース面接とはどんな内容か、何を評価しようとしているのかなどを、元コンサルタントの転職エージェントが説明します。

関連するセミナー・イベント

【無料】未経験者向け 医薬品開発CRA、CRC 職種説明会
受付中 非会員も参加可能

【無料】未経験者向け 医薬品開発CRA、CRC 職種説明会

2024年12月2日(月) 19:30〜21:00

【対象者概要】 MR や看護師/薬剤師はもちろん、理学療法士/臨床工学技士/放射線技師、基礎・非臨床研究者、学術、医療機器営業の方など、医療/ヘルスケア、ライフサイエンスに関与されている幅広い方が受講可能です *第二新卒の方も対象となります *詳細は下記【対象者要件】をご覧ください。   「医療機関に勤務しているが、治療方法が尽きるときがあり、歯がゆい」 「MR をしているが、数字を追いかける仕事で、患者さんへの貢献を感じづらい」 あなたは、そんな思いを持ったことはないでしょうか。   【治験とは】 医薬品開発のなかで、(細胞や動物ではなく)実際人に投与し、人での効果や副作用などを確認し、厚生労働省に承認申請を行うことを目的とした臨床試験を言います。 今ない治療薬を作り、世に出すための、医薬品開発において非常に重要なステップです。 多くの患者さんに、特に治療法が(ほとんど)ない希少疾患を抱えている患者さんに希望を提供する仕事なります。   【CRA(臨床開発モニター)について】 医療機関に治験実施を依頼し、その治験実施医療機関から、治験薬の患者さんへの投与結果のデータを収集することで、当該治験薬が本当に有効かつ安全かを確認する、医師などとそのデータの内容について議論をするなどを行う役割を担います。   【CRC(治験コーディネーター)について】 上記CRAと違い、治験を実施する医療機関で勤務します。治験実施医療機関において、医師の指示のもと、以下のような治験業務全般のサポート業務を行います。 ・治験に参加している患者さんの補助 ・医学的判断を伴わない業務 ・事務的業務(治験関連文書作成・保管、臨床データの入力等) ・業務を行うチーム内の調整(薬剤部や検査室との調整等)    等   本セミナーでは、CRA/CRC の役割の詳細や将来性、募集企業、転職活動の進め方等をご説明いたします。   【募集企業例、勤務地】 1.CRA IQVIAサービシーズ ジャパン株式会社、イーピーエス株式会社、シミック株式会社、株式会社メディサイエンスプラニング、株式会社マイクロン等多数あり   ●勤務地:東京、名古屋、大阪、福岡となります(企業毎に異なります)   2.CRC 株式会社EPLink、シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社 等   ●勤務地:全国   *CRA、CRCとも、時期によって募集企業、募集勤務地は変わります   【セミナーagenda】 本セミナーでは、CRA/CRCの業務内容の詳細や将来性、MR やコメディカルの方々の知識・経験がどう活かせるか、募集企業、内定を取るポイント、転職活動の進め方などを説明致します。   1.医薬品開発の全体像と治験 2.治験業界:CRO、SMOについて 3.治験のなかでの CRA/CRC の役割、業務内容 4.応募に求められる要件、待遇 5.募集企業、求人例 6.内定獲得のコツ *一部変更になる場合があります   【対象者要件】 以下のいずれかに合致する経歴をお持ちの方。   1.看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、放射線技師 有資格者 *学歴不問 2.治験関連経験者 *学歴不問、文系可  *CRC、QC、SSU、データマネジメント等経験者 3.医療機関向け営業経験者 *大卒以上、文系可  *MR(ジェネリックのみも可)、MS、医療機器営業/学術営業、診断薬営業/学術営業 4.その他製薬関連職種経験者 *大卒以上、文系可  基礎/非臨床研究、PMS、PV、学術 等 5.アカデミア研究者(ポスドク等)  生理学や病態、医薬品(候補物質)に関連する研究をされてきた方 6.その他医療業界関連営業 *大卒以上、文系可  医療機関や製薬会社/研究機関向け営業経験   *第二新卒の方でも受講可 *求人への応募意思は問いません。情報取集程度でもお気軽にご参加ください *各会社や、募集時期によって応募要件は変わってきます   【開催方法】 Zoom にて開催 *顔出し無し、質問もチャットで構いません。お気軽にご参加ください *スライドを投影するため、可能であれば PC での聴講をお願いします   【講師氏名、略歴】 inspire株式会社 代表取締役 [吉原 貴] (https://medical-carrer-p.com/career-service#consultant)   ・製薬メーカーを中心としたメディカル業界 ・コンサルティング業界 に専門性を持つエージェント/コンサルタント。 メディカル専門の人材紹介会社/フリーランスでのコンサルタント等を経て、メディカル専門の人材紹介会社 inspire(株)を立ち上げる。 CRO(医薬品開発受託機関)での勤務経験等から、製薬業界、特に CRA を中心とした臨床開発関連の職種に精通  

メディカル関連業界/職種 転職、キャリア 製薬メーカー 医療機器メーカー CRO SMO CSO 病院・クリニック アカデミア
【無料】未経験者向け メディカルアフェアーズ/MSL 職種説明会
受付中 非会員も参加可能

【無料】未経験者向け メディカルアフェアーズ/MSL 職種説明会

2024年12月5日(木) 19:30〜21:00

概要   1980年代後半以降、外資系企業だけではなく日本の企業を含めて、MA(メディカルアフェアーズ)と呼ばれる部門が順次設けられ、その部門でのMA担当者、MSL(メディカルサイエンスリエゾン)といった職種での採用が活発です。また、臨床研究のプランニングやRWDを扱うことから、統計解析やデータマネジメント関連の人材も活躍しています。 実際、採用意欲という観点でも、臨床開発部門よりMA部門での採用枠数の方が多く、CRO・CSOから製薬会社への転職にあたっても、主要な応募先の一つとなっています。       そこで、   ●MAや、MSLって最近よく聞くけど、そもそも何を目的に、具体的に何をしているの?   ●MR をしているが、ドクターと話す内容が厳しく規制されており、ライフサイエンスのバックグラウンドを生かせない。MSLなら本当にできる?   ●MAやMSLに興味はあるが実際に目指すにはどうすればいいの?求められるものは?   といった疑問にお答えするセミナーを開催します。     ご興味ある方は、誰でも参加可能です。MA(メディカルアフェアーズ)/MSL(メディカルサイエンスリエゾン)への転身は考えていないものの、業務上何をしているか知っておきたい、という方も大歓迎です。 *詳細は下記【対象者要件】をご覧ください。       セミナーagenda   1. 医薬品ビジネス全体の中における位置づけ 2. 上市後の製品に対するMAの役割 3. 上市後のマーケティング戦略のサイクルとMA 4. メディカルプランと、その目的(上市前の製品に対するMAの役割等) 5. MAの組織の例 6. MAの業務内容および求められる要件 7. MSLの業務内容および求められる要件 8. 求人例   *一部変更になる場合があります       対象者要件 ご興味ある方、誰でも参加可能です。MA/MSLへの転身は考えていないものの、業務上何をしているか知っておきたい、という方も大歓迎です。   ただし、一般的にMSLご推薦可能な方は以下のようなご経歴をお持ちの方です。   1.臨床開発経験者:CRA、スタディマネジャー、臨床企画、データマネジメント、統計解析等   2.医療機関向け営業経験者    *MR、医療機器営業/学術営業、診断薬営業/学術営業   3.その他製薬関連職種経験者    *基礎/非臨床研究、PMS、PV、学術 等   4.アカデミア研究者(ポスドク等)    *生理学や病態、医薬品(候補物質)に関連する研究をされてきた方   *求人への応募意思は問いません。情報取集程度でもお気軽にご参加ください       開催方法 Zoom にて開催   *顔出し無し、質問もチャットで構いません。お気軽にご参加ください *スライドを投影するため、可能であれば PC での聴講をお願いします       講師氏名、略歴 inspire株式会社 代表取締役 吉原 貴 メディカル専門の人材紹介会社/フリーランスでのコンサルタント等を経て、メディカル専門の人材紹介会社 inspire(株)を立ち上げる。 CRO(医薬品開発受託機関)での勤務経験等から、製薬のメディカル部門へのコンサルティング経験を持ち、MA/MSL/RWD関連の転職支援実績多数。   <資格> 2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格) キャリアカウンセラー(JCDA認定)

メディカル関連業界/職種 未経験 メディカルアフェアーズ 製薬メーカー CSO
【無料】医療従事者が応募できる企業求人 説明会
受付中 非会員も参加可能

【無料】医療従事者が応募できる企業求人 説明会

2024年12月12日(木) 19:30〜21:00

【開催概要】 医療機関や、調剤薬局、介護・福祉施設などで勤務する医療従事者の多くの方がから、以下のような仕事上、キャリア上の懸念や不安から、企業への転職のご相談を多く受けます。   ●環境面の不満 ・夜勤、土日出勤のある不規則な勤務が辛い ・(若いうちは悪くないが)将来の給与は高くない 等々   ●仕事の内容面の不満 ・個々の患者さんへの貢献はできるが、多くの患者さんを助けられない ・今の治療法が尽きると、治す治療ができなくなる ・一般的なビジネスマナーやビジネススキルを得ることができない(スキルや考え方が偏りそう、、、) 等々   ただ、 ・医療従事者の経験を活かせて、未経験でも採用してもらえる業界や職種がわからない ・医療機関と企業での働き方や環境などの違いが想像つかない ・企業への転職活動をどう進めていけばいいかわからない 等々、企業へのキャリアチェンジに対する漠然とした不安を皆さんお持ちです。   そこで、本説明会では、 ・医療従事者の方が、未経験で応募できる企業や職種のご案内 ・企業での働き方や環境の特徴 ・企業への転職活動の進め方 など、多くの医療従事者の方が企業への転職を考えるにあたり、知りたいと思っていることをご説明いたします。 あわせて、現在募集のある具体的な求人もご案内いたします。   ≪案内業種≫ ・製薬関連 CRO、SMO、CSO、医療広告代理店 等々   ・ヘルステック Webサイトを使った情報提供系、遠隔診療システや予約システムなどを使った医療システム変革系、医療ビッグデータ系 等々   ・その他 人材関連(メディカル人材の人材紹介/派遣)、経営コンサルティング(医療機関や製薬会社向けコンサルティング) 等々   *勤務地は全国各地となりますが、企業毎、募集状況によりに異なります     【対象者要件】 医療従事者の方であれば、どなたでも参加可能です。 *例:看護師、薬剤師、臨床検査技師、獣医師、管理栄養士、臨床心理士、臨床工学技師、診療放射線技師、理学療法士、作業療法士 等 *求人への応募意思は問いません。情報取集程度でもお気軽にご参加ください   【セミナーのagenda】 1.医療従事者の方が企業に転職するメリット 2.医療従事者経験のみで応募できる業種/職種 3.具体的な求人例 4.企業への転職の進め方 *一部変更になる場合があります     【開催方法】 Zoom にて開催 *顔出し無し、質問もチャットで構いません。お気軽にご参加ください *スライドを投影するため、可能であれば PC での聴講をお願いします   【講師氏名、略歴】 inspire株式会社 代表取締役 吉原 貴   ・製薬メーカーを中心としたメディカル業界 ・コンサルティング領域 に専門性を持つエージェント/コンサルタント。 メディカル専門の人材紹介会社/フリーランスでのコンサルタント等を経て、メディカル専門の人材紹介会社 inspire(株)を立ち上げる。 CRO(医薬品開発受託機関)での勤務経験等から、製薬業界、特に CRA を中心とした臨床 開発関連の職種に精通 

メディカル関連業界/職種 転職、キャリア 製薬メーカー 医療機器メーカー CRO SMO CSO コンサルティングファーム シンクタンク 病院・クリニック 臨床開発 メディカルライティング マーケティング 市販後 未経験 コメディカル ヘルスケア アカデミア その他 再生医療・バイオベンチャー

関連する求人

エージェント取り扱い求人
MR

■医療機関、医療従事者に対し、医薬品の有効性や安全性に関する情報の提供・収集を行い、自社製品の普及活動を行っていただきます。 ■直行・直帰スタイル(配属エリアによる) ■大学病院、基幹病院中心 ・勤務地 雇入れ直後:本社 変更の範囲:会社が定める場所(被雇用者の自宅または自宅に準じる場所を含む) ・業務 雇入れ直後:詳細は【上記】に記載 変更の範囲:会社の定める業務

  • 500万〜850万
  • 三重県,京都府,佐賀県,兵庫県,北海道,千葉県,和歌山県,埼玉県,大分県,大阪府,奈良県,宮城県,宮崎県,富山県,山口県,山形県,山梨県,岐阜県,岡山県,岩手県,島根県,広島県,徳島県,愛媛県,愛知県,新潟県,東京都,栃木県,沖縄県,滋賀県,熊本県,石川県,神奈川県,福井県,福岡県,福島県,秋田県,群馬県,茨城県,長崎県,長野県,青森県,静岡県,香川県,高知県,鳥取県,鹿児島県
  • 医薬品メーカー(先発医薬品)

募集中

エージェント取り扱い求人
【MR】急募(オンコロジー領域)熊本

ご入社後、クライアントである製薬企業のMR活動に携わっていただきます。 【配属先企業】 外資系製薬企業 【ご担当領域】 オンコロジー領域(泌尿器・呼吸器・大腸・頭頸部癌) 【仕事内容】 医療施設を訪問し、ドクターを始め医療従事者に対して医薬品の品質・有効性・安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を主に行っていただきます。

  • 450万〜750万
  • 熊本県
  • CSO

募集中

エージェント取り扱い求人
【MR】急募 (希少疾病領域)長野/新潟・北陸・中国・熊本

ご入社後、クライアントである製薬企業のMR活動に携わっていただきます。 【配属先企業】 外資系製薬企業 【ご担当領域】 希少疾病領域 【仕事内容】 医療施設を訪問し、ドクターを始め医療従事者に対して医薬品の品質・有効性・安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を主に行っていただきます。

  • 450万〜750万
  • 富山県,山口県,島根県,新潟県,熊本県,石川県,福井県,長野県,鳥取県
  • CSO

募集中

エージェント取り扱い求人
【MR】急募 (脳神経内科領域)愛媛・高知

ご入社後、クライアントである製薬企業のMR活動に携わっていただきます。 【配属先企業】 外資系製薬企業 【ご担当領域】 脳神経内科領域 【仕事内容】 医療施設を訪問し、ドクターを始め医療従事者に対して医薬品の品質・有効性・安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を主に行っていただきます。

  • 450万〜750万
  • 愛媛県,高知県
  • CSO

募集中