転職の進め方とコツ

STEP8.入社手続きから入社

転職の進め方とコツ8
目次

希望の会社/ポジションで内定を得られ、年収も上がり、無事入社日を迎えたあなた。

新しい仕事のやり方、その会社特有のルール、これまでとは違う顧客との関係性、新しい人間関係など、覚えるべきことや慣れなければならないことはたくさんあります。

(1)転職初日までにすること

応募先からの内定を受諾し、現職での引き継ぎと有休消化で1ヵ月から2ヵ月ほど間が空いてから初出勤を迎える人もいるかと思います。この期間は、転職初日に向けた準備をする期間でもあります。
まず、入社するにあたって書類関連の準備は必須です。入社先の人事の案内に沿ってしっかりと準備をしましょう。ここ最近だと、オンラインで完結する企業も増えていますが、まだまだ自ら準備しなければならない紙書類の企業も多いので、入社案内をしっかりと確認してください。
中には、時間が要する書類、例えば、健康診断結果や給与振込用の銀行口座の開設をしなければならない場合もあるので、余裕を持って入社準備をしましょう。 また、事前に周辺知識をつけるために読書や業界のことを調べておくことで、転職先で仕事がスムーズに行えるようになります。
時間があれば、簡単な自己紹介を考えておくのもいいかもしれません。

(2)入社してからの目標

言うまでもないことですが、職場での人間関係の構築・課せられた仕事をきちんとこなすことが前提です。
ただ、日々の業務に忙殺されると、転職活動当初に時間をかけて行った自己分析から導きだした「やりたいこと」や「将来実現したいこと」の存在を忘れてしまいがちです。
「やりたいこと」「将来実現したいこと」を見失わないためにも、長期・中期・短期で目標を立てることも大切です。長期の目標を達成するために、進むべきプロセスが明確になり、目標までスムーズに進みやすくなります。


特に優秀な方で、その会社で着実に昇格や昇給をしてしまうと、そこに満足したり自尊心をくすぐられたりして、その転職先での適応が過度に進みがちです。


しかし、5年以上その会社に在籍すると、ときには昇格や昇給が停滞することもあります。


そんなとき、現職への物足りなさや不満を感じて、転職が頭をよぎったとき、もう一度転職当時を思い出してほしいのです。


「あれ?自分がこの会社に来た目的に対し、これまでの自分は特別なことは何もしていない。日々の業務を頑張っているので成長はしているが、本当に自分がやりたいこと、実現したいことには思ったほど近づけていないではないか!」


成果を出せば会社は評価をしてくれます。ですが、一度立ち止まって「やりたいこと」とズレはないか確認してください。そんな風に気づいたときのために、転職前に自分自身のキャリアプランやwillをしっかりまとめておくべきなのです。
「will」がわからなくなった時は、STEP2で再確認をしてみてください。

(3)今後の目標

転職は決してゴールではありません。手段の一つと言ってよいかもしれません。ぜひ転職先で、

「誰を幸せにしたいのか?」
「どのように幸せになってほしいのか?」

を自分に問うことで、貢献したい人のために働くことがモチベーションになり、「軸」がブレず、自分のやりたいことに近づきやすくなります。
それらを実現するためにあらゆる努力をしてください。


そのようなポリシーがないと、「転職のための転職」を繰り返すことになりがちです。

ぜひ、自身の「軸」をしっかりもって、後悔のない転職活動、ビジネスキャリアを構築してください。

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