放射線を放出する元素をRI(ラジオアイソトープ。略してアイソトープと呼ぶことが多い)と呼びます。
そのRIを使った医薬品を放射線医薬品と言います。
放射線医薬品は、
①注射などで体内に投与し、診断・治療に用いるもの
②試験管内で血液微量成分を測定する目的に使用する体外診断用のもの
の2種類があります。
体内に入れた放射線医薬品から出る放射線を検出することにより、体の内部を映し出し、病気の場所や状態を画像化することができます。
特定の臓器に集まりやすい化合物などにRIを結合させることにより、ターゲットの臓器に届けることで、診断・治療をより的確に行います。