DCT【Decentralized Clinical Trial】

DCT（Decentralized Clinical Trial）とは、患者に医療機関へ来院してもらうことなく、デジタル技術等を活用して遠隔にデータを収集する臨床試験手法です。分散化臨床試験とも呼ばれます。

例として、オンライン診療によって自宅で問診を受け、試験に必要な生体情報はスマートウォッチ等を装着することで自動的に収集するといった試験手法が挙げられます。

臨床試験は、これまで頻回な来院を必要としていました。しかし、DCTにより来院頻度を減らすもしくは完全になくすことで、患者の負担を軽減できます。また、これまで臨床試験に参加できなかった遠方の患者に、参加機会を提供するといったことも可能となります。