用語辞典

Real World Data(RWD)

日常の中で収集されるデータのことをいいます。

特に医療の業界では、電子カルテ、レセプト、健診結果などのデータを指します。

リアルワールドデータを収集しているのは公的機関と民間機関に分かれ、公的機関では疾病や疫学の理解、診断や治療の評価、医療政策の評価といった目的で、民間機関では医薬品開発や承認申請やといった目的で収集、使用されています。

リアルワールドデータはレセプトデータを分析して、ある疾患の患者がどこにどれくらいの数がいるのか把握できるという特徴があります。

そのため、上記に挙げた目的、例えば医薬品開発の臨床試験の実施に対してリアルワールドデータを分析した結果から、対象疾患の患者がいる医療機関の選定をするように用いることで、これまで各施設でヒアリングをして選定したいたのと比べ、治験の効率化が図れるというような違いが生まれます。特に対象患者数がすくない治験では効率的な方法と期待されます。