用語辞典

剤形

剤形とは、医者が患者に医薬品をその目的・用途応じて適切に使用するために加工された薬の形状のことです。主要な剤形は「内服薬」「外用剤」「注射剤」があります。剤型次第で作用や、効果が出るまでの時間とその持続時間、副作用などの発症率に影響が出るため、たとえ同じ成分でも目的別に剤型を検討することとなります。

主要な剤形の詳細を下記に記載します。

・内服薬:口から服用する薬のことであり、経口薬ともいいます。例えば、錠剤やカプセル剤などがあります。

・外用剤:皮膚や粘膜(喉など)、目など直接使用する薬のことをいいます。例えば軟膏、点眼剤、点鼻剤、坐剤、貼付剤、吸入剤などがあります。

・注射剤:注射針を使い、皮膚や筋肉、血管に直接注入する薬のことをいいます。