医療用医薬品の薬価は国が決めていますが、実際の流通の現場では薬価より低い価格で取引されていることが少なくなりません。そこで、国は市場実勢価格を薬価に反映して国民負担を抑制するため、薬価基準収載の全医薬品を対象に、毎年薬価調査を行い、その結果に基づき薬価改定を行います。このことを薬価改定と言います。
診療報酬改定と合わせて2年に1度行われてきましたが、2021年からは価格乖離(薬価と納入価の差)の大きな品目について、国民の負担軽減のため、薬価改定を実施する中間年改定が行われています。