企業辞典

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ株式会社

業種
医薬品メーカー(先発医薬品)
企業webサイト
https://www.bms.com/jp
外資/内資
外資
拠点(本社)
東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー
拠点(主要拠点)
営業所:全国各地
工場:愛知県
歴史・沿革
1960年 日本スクイブ株式会社発足
1961年 ブリストル萬有研究所株式会社発足
1963年 日本ブリストル・ラボラトリーズ株式会社発足
1975年 ジンマー・ジャパン株式会社設立
1990年 日本での米ブリストル・マイヤーズ スクイブカンパニーの関連4社が
     合併し、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社となる
2000年 医薬品事業の分社により、ブリストル製薬株式会社発足
2016年 社名をブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社に変更
2020年 創立60周年を迎える
2021年 セルジーン株式会社と法人統合
2022年 新オフィス完成 大手町に本社を移転
事業内容/特徴

<事業内容・特徴>

医薬品の輸入、製造、販売です。

 

米国が本社の製薬企業で、世界トップ10に入る売上を誇ります。当該企業はその日本法人になります。

大手製薬企業の事業基盤と、バイオテクノロジー企業の起業家精神と敏捷性を兼ね備えた、スペシャリティ·バイオファーマ企業です。実際以下の通りバイオ製剤に強みを持っています。

 

●注力疾患領域

グローバル

日本

がん領域

がん領域

血液疾患領域

血液疾患領域

免疫疾患領域

免疫疾患領域

心血管疾患領域

心血管疾患領域

神経科学領域

 

 

線維症

 

 

●主要製品

日本における主要製品は以下の通りです。血液がんに強いセルジーン社を2019年に買収したことで、特に血液がんにおける強みがあることがわかります。

 

n  がん領域

・オプジーボ(一般名:ニボルマブ(遺伝子組換え))抗悪性腫瘍剤(免疫チェックポイント阻害薬)

・ヤーボイ(一般名:イピリムマブ(遺伝子組換え))抗悪性腫瘍剤(免疫チェックポイント阻害薬)

 

n  血液疾患領域

・アベクマ(一般名:イデカブタゲン ビクルユーセル)多発性骨髄腫治療法(CART細胞療法)

・イストダックス(一般名:ロミデプシン)末梢性T細胞リンパ腫治療薬(ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤)

・エムプリシティ(一般名:エロツズマブ(遺伝子組換え))多発性骨髄腫治療薬(分子標的薬)

・スプリセル(一般名:ダサチニブ水和物)慢性骨髄性白血病/Ph+急性リンパ性白血病治療薬(チロシンキナーゼ阻害剤)

・ブレヤンジ(一般名:リソカブタゲン マラルユーセル)DLBCL/FL治療法(CART細胞療法)

・ポマリスト(一般名:ポマリドミド)多発性骨髄腫治療薬(免疫調節薬)

・レナデックス(一般名:デキサメタゾン)多発性骨髄腫治療薬(副腎皮質ホルモン製剤)

・レブラミド(一般名:レナリドミド水和物)多発性骨髄腫治療薬(免疫調節薬)

 

n  免疫系疾患領域

・オレンシア(一般名:アバタセプト(遺伝子組換え))関節リウマチ、若年性特発性関節炎治療薬(T細胞選択的共刺激調節剤)

・ソーティクツ(一般名:デュークラバシチニブ)乾癬治療薬(TYK2阻害剤)

 

n  心血管疾患領域

・エリキュース(一般名:アピキサバン)経口抗凝固薬(経口FXa阻害剤)

 

特に抗CTLA-4抗体イピリムマブ(ヤーボイ)は、2011 年に転移性メラノーマの治療のため、世界初の免疫チェックポイント阻害薬として米国食品医薬品局(FDA)に承認されました。

その功績から、製薬業界のノーベル賞と言われているPrix Galien USA賞を3度受賞し、名実ともにがん免疫療法のパイオニア企業となっています。

 

2012年ヤーボイ(一般名:イピリムマブ) ベスト・バイオテクノロジー製品賞

2015年オプジーボ(一般名:ニボルマブ) ベスト・バイオテクノロジー製品賞

2016年ヤーボイ(一般名:イピリムマブ) Discovery of the Decade(過去10年間で最も優れた発見)」賞を受賞

 

これらの実績から、小野薬品のオプジーボに関し、グローバルでの開発と販売については全世界(小野薬品が開発・商業化権利を有する日本・韓国・台湾を除く)において独占的に開発・商業化の権利を有しています。

 

 

<パイプライン数>

 

業績/財務

 

※ブリストル・マイヤーズ・スクイブ社のWEBサイト情報を基にinspire株式会社でグラフ作成

※営業利益ではなく、税引前利益で表示しています

※データが無い、もしくは調査中のデータについては、グラフに表示しておりません

社員数(全体)
約1,741名 (2022年時点)
社員数(女性数 比率)
従業員全体におけるジェンダーパリティ(男女比の均衡)を2015年に達成
女性管理職比率
グローバルエグゼクティブの45.5%が女性(2021年時点)