STEP3.業界や職種に関する情報収集 ~やりたいことに近づく仕事を探す~

CRA業界転職のコツとキャリアUP/年収UPの8STEP キャリアUP/年収UP転職術 2021.09.01

STEP3.業界や職種に関する情報収集 ~やりたいことに近づく仕事を探す~

前回の記事でやりたいことをどう見つけるかの話をしました。ある程度やりたいことがみえてきたら、そのやりたいことに合致する、あるいは近づくことができる業界/会社/職種を探すこととなります。

(1)転職活動のカギは情報収集

転職活動をする際に重要なのは業界/会社/職種の情報収集です。
の入手方法ですが、

①インターネット
②紙媒体
③人づて、人的な転職キャリア支援サービス

以下、この3つのチャネルの概要の説明です。

①インターネット

転職サイトや人材紹介会社のウェブサイトを最初にイメージされる方が多いと思います。
それら以外に、このCRA Career Platform(https://medical-carrer-p.com/)のように、業界や職種に特化した転職・キャリア情報提供サイトは、特化した分野の情報が集中的に掲載されているので便利です。
また、特にLinkedinをはじめとする、SNSも今や転職メディアとして活用されています。色々なSNSを「転職」という観点で見てみるといいでしょう。
さらに、業界研究という観点で言えば、証券会社やコンサルティング会社が出している各種レポートなどは非常に有用です。
それから、当局(厚生労働省や独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)等)、国立研究開発法人日本 医療研究開発機構(AMED)や業界団体(日本製薬工業協会、関西医薬品協会等)のウェブサイトも業界で何がおこっているのか、どういう方向に進もうとしているのかを把握するにはよいでしょう。
もちろん、個々の企業のウェブサイトも重要です。
採用ページはもちろん、IR情報は今の会社の方向性がはっきり打ち出されているので、ぜひ目を通していただきたい情報です。

②紙媒体

書籍、雑誌、新聞といったものが全体像になります。
書籍は、様々なものがありますが、業界や職種を俯瞰的に整理されているものがおすすめです。
業界を俯瞰できるものでいえば、株式会社秀和システムの『図解入門業界研究』シリーズや、株式会社技術評論社の『図解即戦力』シリーズなどです。
特に前者は2021年7月時点で200を超える業界を取り扱っています。
職種を俯瞰できるもので言えば、株式会社日本能率協会マネジメントセンターの『図解でわかる部門の仕事』シリーズは、一般論にはなりますが、会社組織を部署単位で何をしているかをかなり幅広く詳しく説明しています。
*『図解でわかる部門の仕事』シリーズはかなりの数があったのですが、版元ではほとんど絶版のようです。ただ、ウェブ上で中古はかなり流通しています。

あとは、転職情報誌もありますが、ウェブに押されてること、そもそもメディカル関連に特化したものは聞いたことがありません。

③人づて、人的な転職/キャリア支援サービス

まず思いつくのは人材紹介会社の転職エージェントでしょうか。
またそういった人材紹介会社が主催することが多い転職フェアは、多くの企業の採用担当に話を伺える場です。
採用企業自体で求職者向けの会社/ポジション説明会をよく開催しており、そこで採用企業の社員の方の話を聞くということもできます。
様々な業界団体のイベントに参加するのも刺激になります。一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)などは、製薬/医療機器/バイオ関連で様々なイベントを開催しており、世界が広がります。
そして何より良い情報収集チャネルとなるのは、興味のある職種に就いている知人です。なぜならば、利害関係がないのでリアルな話が聞けるからです(一方で、非常に偏った情報になりがちなこともご注意ください)。

上記情報収集チャネルのなかで、やはり人材紹介会社は上手に使ってほしい選択肢の一つです。色々な考え方があると思いますが、ここでは以下に大手と小規模なブティック系に分類し、転職エージェントの活用法をご説明します(わかりやすくするために、かなり単純化した内容にしています。実際には転職エージェント個々人によってかなり対応が変わることはご理解ください)。

( 2)各人材会社のメリット・デメリット

■大手(≒有名)人材紹介会社

【メリット】
・案件をとにかくたくさん持っている
・多くのサンプルから全体的な傾向についての情報を持っている(データ分析もよく行っている)
・登録サイトでの機能が充実している(マイページによる全体の管理、希望条件に基づいた求人レコメンド、採用企業への応募手続きが簡単など)
【デメリット】
・業界や職種についての専門性が高くない
・的外れな求人が大量に案内されてくることもある
・そもそもキャリアアドバイザーがあまり時間を割いてくれない

■ブティック系(小規模)人材紹介会社

【メリット】
・業界や職種についての専門性が高い
・求職者の希望や経験を踏まえた求人を案内してくれる
・キャリアアドバイザーが時間をかけ丁寧に対応してくれる
【デメリット】
・保有求人は多くない
・業界や職種に特化しているがゆえに、意外な業界の案内が少ない
・会社としてのシステムが強くなく、キャリアアドバイザー個々人の力量に依存する傾向にある

実際には、中規模で上記の大手と小規模の中間を行くようなバランスのよい人材紹介会社もありますし、他のカテゴリーとしては、

・外資/英語力必須ポジションに強い(外人キャリアアドバイザーが多い)
・若手、管理職層、経営層など、年齢層や役割レベル別に強みを持つ
・女性に強い
・両面(一人のキャリアアドバイザーが対企業も、対求職者も担当する)とコミュニケーションを取る形態か、片面とコミュニケーションを取る形態か、など各社様々な切り口で各社ターゲティングしています。

(3)人材紹介会社を上手く使う方法

このように色々な人材紹介会社を上手に使う方法ですが、まず以下を意識してください。

①特徴の違う3~5社程度の転職エージェントを使う

各人材会社の特徴が違うと、それぞれ違う視点で様々な求人を紹介してもらえます。
中には、自分では想像もしていなかったものの、満足のいく求人に出会えることもあります。
また、同じ求人/採用企業の案内は重なりがちですが、それぞれのエージェントが持っている情報の深さが異なるため、相互にセカンドオピニオン、サードオピニンとして使い、そういった情報収集をしたうえでどの求人をどの人材紹介会社から応募するかを決めていく手法もおすすめします。
もちろん、インターネットや紙媒体で収集した情報について、各キャリアアドバイザーから補足説明をもらい、業界や職種の理解を深めていくといったことも大切です。

②会社だけでなく、キャリアアドバイザーも選ぶ

特にブティック系人材紹介会社はキャリアアドバイザーをウェブサイトで公開している場合が多く、支援を申し込む段階で指名してしまうとよいでしょう。
また、一度面談をして、相性が悪いと思えば、他のキャリアアドバイザーに変えてもらうというのも選択肢の一つとしておすすめします。
なお、複数の人材紹介会社を使い、複数の求人に応募する際注意していただきたいのは、キャリアアドバイザーから言われるままに五月雨式に応募を進めないことです。
なぜなら、志望度が高いポジションの選考が進まないうちに、他社で内定が出て回答期限が区切られると、非常に悩ましい状態になるからです。
そのため、応募先候補のなかの志望度の優先度をしっかり整理し、各社の選考回数/選考にかかる期間を把握し、そのうえで、どういう順番で応募をしていくかを見定め、最終的に複数の会社で内定が出る時期を可能な限り合わせていく必要があります。
そのためにも、自身のなかでやりたいこと(will)から来る転職軸をしっかり持っておくことが大切です。
そこがないと、キャリアアドバイザーや周囲の意見に流され、自身の本来望む転職が叶わなくなってしまいます。
また、複数の人材紹介会社を利用している場合、他チャネルでの応募状況も誠実に共有しつつ、どういうスケジュールで応募を進めたいかをきちんと伝えておくことをお勧めします。
多くのキャリアアドバイザーは、求職者にとって最良の選択を支援しようと考えつつも、その一方で、できれば自社経由で推薦した企業に転職をきめてもらいたいというジレンマにかられています。
そのため、転職先候補企業の優先順位や他での進捗状況を共有していただけないと、突然「他社で決まったので転職活動を終了します」と言われることを懸念し、疑心暗鬼に陥ってしまいます。その結果、疑心暗鬼に陥った転職エージェントは、自社から推薦した案件をとにかく早く進めようという意識が働いてしまうのです。
それは、キャリアアドバイザーにとっても不本意でストレスのかかることですし、何より求職者自身にとっても良いことではありません。ぜひ人材紹介会社を戦略的に、誠実に活用してください。
こちら(STPE1の記事)に良いキャリアアドバイザー(転職エージェント)の見分け方を書いてるので参考にしてみてください。

転職の進め方とコツへ戻る
STEP1.「転職」を意識した時、本当に考えるべきこと
STEP2.本当にやりたいことを見いだす
STEP3.業界や職種に関する情報収集 ~やりたいことに近づく仕事を探す~
STEP4.応募書類の作成(特に職務経歴書の戦略的な書き方)
STEP5.応募と選考対策
STEP6.内定通知書の確認ポイント・条件交渉
STEP7.現職との退職交渉
STEP8.転職先への入社後

       

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